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引き際の美学。

どんな仕事にも、また立場においても引き際というものがあると思う。

それが鮮やかであればあるほど、むしろプラスの印象が残るものであろう。

例えば山口百恵がその代表例であろう。
ああいう形で引いたからこそ、今でも一定の年齢層以上にはスーパースターでい続けられるのだろう。
それは大先輩の世代においては原節子と重なるものなのかもしれない。

そうした中で先般、他界された円楽師匠の引き際は見事であった。
当時も何度か放送されたが、自分の高座の出来に心を痛め、引退を決めるまでの過程は時に見ているこちらまで胸を締め付けられる様な思いを感じた。
それが今回の訃報に際して、また放送されていた。
そしてやはり本当のプロを感じずにはいられなかった。

プロであるからこそ、自分の出来の良し悪しを真摯に見極め英断を下す。
傍からみれば、様々な条件が課せられた上でなんだからこれでも充分…という意見があったとしても、自分の意識に正直である姿はやはり凄いなぁと感じずにはいられない。

それに引き換え、引き際をわからず老醜をさらす輩のなんと多い事か…。
特にテレビ朝日系の番組に出てくるコメンテーターには酷いのが多すぎる。
轡田だったっけ?とかいう、とにかく大声で偉そうにいろいろ言っても、そんな当たり前のこと、誰だってわかるし…って事しか言えない人物も見るに耐えないが、最近、特に???なのが大谷昭宏氏であろう。
確かに優秀なジャーナリストではあったのだろうし、これだけしょっちゅうテレビ朝日の番組に出ている辺り、案外、1本辺りのギャラが安いんだろうなというのは想像に難くない。
ただ、テレビに出て、解説なりコメントを発するものが呂律が廻らなければ、駄目だろう。円楽師匠は、呂律が廻らないことはニュアンスが伝わらないと言った。
でも大谷氏の最近の呂律の変さ、聞き難さは特に悪化しているのではないだろうか?
その上、最近はコメントの中身も???なもので一体何が言いたいの?というかんじであったり、自分の中で自己完結していて、説明や解説になってなかったり…とちょっとどうなの?と感じるのだ。

年を取ると言うことは悪い事では決してない。年を重ねた事で判る事や出来る事も沢山ある。
俳優の演技など、年齢を重ねた事でかもし出される円熟と言ったものもあろう。

ただ、しゃべる立場を求められた人間がそのしゃべるという部分で、老朽化してしまったら…、それは潔く、フィールドを変えるべきだろう。
もし、変なのが呂律だけならば活字やネットと言った媒体でしゃべりをなくした形できっと活躍できるはずだ。
引き際を間違えた老醜をさらしているよと、誰か教えてあげるべきだと思う。
朝から、何言ってるかハッキリしないのは、本当に気持ち悪いんだけど…。
by e-mars | 2009-11-06 01:03 | 評論